京都手帖の花札広告
「花札ぽーち」というガチャガチャを探しているのですが,イオンモールKYOTOにあるという噂を聞きつけて行ってきました.
しかし既になくなっており,代わりに「百人一首ぽおち」なるものが置いてありました.
意気消沈し,暇つぶしにモール内の大垣書店に行ったところ,こんな広告を見つけました.
俄然元気が出てきた私は,その場で京都手帖について調べてみました.
ところが,いくら調べても花札柄は出てきませんでした.おそらく花札要素は広告だけのようです.
大文字山を模して書いてある「大」がただの文字で,個人的にはこの適当さが好きです.
月が「今年も出た!」と言っているのもいい.
「花札ぽーち」の情報お待ちしております.
しろたん はなふだくじ
たてごとあざらし「しろたん」のはなふだくじが1月1日より始まっています.
しろたんでお正月の運だめし! - しろたん 公式サイト / SIROTAN Official site | クリエイティブヨーコ
景品は以下の通り.
しろたんのショップで取り扱っているので,アザラシ好き,花札好きの方は正月の運試しもかねてぜひひいてみては?
古見さんはコミュ症です。91話「年末です。」における花札の間違いに関する考察
『古見さんは、コミュ症です。』7巻が発売されました.
早速購入しました.
7巻では本ブログで紹介した花札回が掲載されています.
hanafudaproject.hatenablog.com
しかし,改めてよく読んでみると花札に関する大きな矛盾があることが判明しました!
それは71-73ページの晶と結子(おばあちゃん)のお年玉を賭けた花札のシーン.
71ページ
72ページ
73ページ
72ページ1コマ目の左側に『ひいたカードも《梅に鶯》! 場の《梅に赤短》をとっていく!!』とあります.
しかし,71ページ2コマ目や72ページ1コマ目から,《梅に鶯》はすでに場にあったことがわかります.
さらに,72ページ1コマ目左側の札の絵や,2コマ目の晶の取り札では《松に赤短》が描かれていますが,《梅に鶯》で《松に赤短》は取れず,セリフとも矛盾しているため,明らかに作画ミスであることがわかります.
この2つが大きな矛盾となりますが,実際には《梅に鶯》と《松に赤短》のどちらを取っていたのでしょうか.
ではどのような勝負の流れであるべきだったのか,というところから考察していきましょう.
73ページでは結子が「月,松,桐」の三光をあがっています.(《松に鶴》を取った描写はありませんが,三光のイラストに描かれていることと,晶が71ページ1コマ目で《桜に幕》を取っていることから確定)
ここに至るまでには2つのパターンがあると考えられます.
72ページ4コマ目の晶がこいこいをした直後に,「はい,《桐に鳳凰》とった。」というセリフであがっていることから,
パターン1: このターン《松に鶴》を取り,山札から引いた《桐に鳳凰》で場の《桐のカス》を取った.
パターン2: 72ページ3コマ目の前に《松に鶴》を取り,73ページ1コマ目に手札の《桐に鳳凰》で場の《桐のカス》を取った.(73ページ3コマ目で晶が結子のプレイングを褒めていることから,《桐に鳳凰》は運で山札から引いたのではなく手札から出したと考えられる.あと73ページ1コマ目の雰囲気やセリフが,実際にプレイしているときの山札から出した感じより手札から出した感じに近い.)
というパターンがあります.
しかし,73ページ2コマ目で「相手のとった札を見ていなかった!」とあることから,晶は結子が2枚の光札を持っていることを見逃してこいこいをしたと考えられます.よってパターン2である可能性が高そうです.
次に,72ページ1コマ目と3コマ目の晶のターンの間に結子のターンが何度あったのかということが問題となってきます.しかし73ページ1コマ目で結子の手札が5枚あることから,結子のターンは1度しかなかったということがわかります.
このターンで結子が《松に鶴》を取るためには,手札の《松に鶴》で場の《松に赤短》を取る必要があります.その後山札から《菊のカス》引いてしまったと考えられます.(手札から《菊のカス》を場に出して,山札から《松に鶴》を引き当てた場合もあるが,結子がそんなプレイングミスをするとは考えられない.また《菊のカス》を場に出すなら,手札に持っていたと思われる《桐に鳳凰》で《桐のカス》を取っていたであろう.)
よって72ページ1コマ目で晶が《松に赤短》を取るのは間違いだったということがわかります.
以上より,72ページ1コマ目の左側のセリフは『ひいたカードも《梅に赤短》! 場の《梅に鶯》をとっていく!!』などと修正され,72ページ1コマ目左側と2コマ目のイラストを《松に赤短》から《梅に赤短》等に変更する必要があります.
また72ページ1コマ目の晶のターンの次の結子のターンでは《松に鶴》で場の《松に赤短》を取り,山札から《菊のカス》引いたというのが自然な流れとなります.
ここの流れを描写していないのは,晶が結子の取り札を意識していなかったことを表しているのではないかと思います.
ちなみに73ページ3コマ目の語尾は誤植ではなく意図的だそうで,言い終わらないうちに次に進んだ感を出しているそうです.(著者のオダトモヒト先生のTwitterより)
古見さんは、コミュ症です。(7) (少年サンデーコミックス)
- 作者: オダトモヒト
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/12/29
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (2件) を見る
ジャンプ謹製花札2018
あけましておめでとうございます.
週刊少年ジャンプ新年6号で「ジャンプ謹製花札2018」が付録でついてきました!
そして,なんと表紙も花札仕様に!
「いい年来い来い!!」
ルフィが五光,ゾロが猪鹿蝶を出しているんですね.
私はとりあえず3冊買いました.
花札の柄はこんな感じ.
それぞれの漫画が各月を担当しています.
裏はこんな感じ.
追記:花合わせの遊び方まで載っていました.これはありがたい!
花札の歴史についてや,こいこい,八八,ゴーストップなど様々な遊び方があることについても書かれていて微妙に細かい!
「花札やるぞー!!」なんて言ってるルフィ初めて見ました.船員はノッてくれるのか?
花札が270円で買えて,おまけに漫画も読める!
これは買いですよ~
ちなみにワンピースの花札は既にあります.